ロナルド・レーガンはアメリカ合衆国第40代大統領で、経済に大きな影響を与えた「レーガノミクス」で知られています。しかし、彼が熱心なSFファンだったことをご存知ですか?SFへの関心は彼の大統領職にどのように影響したのでしょうか?

1985年の冷戦中、米国大統領ロナルド・レーガンはソ連大統領ミハイル・ゴルバチョフと会談しました。彼らは、もしエイリアンの侵略が起こった場合に軍事力を結集することに合意し、戦争の議題を脇に置きました。

1985年ジュネーブサミット

1985年11月19日と20日に、米国とソ連の指導者が冷戦時代の軍拡競争について議論するために会合しました。ロナルド・レーガンとミハイル・ゴルバチョフは会談し、両国の核兵器数を削減することを目指しました。

会合は「共通安全」の概念を中心に行われました。共通安全の原則とは、国々が他国と協力してこそ安全を得られ、対立してはならないという考え方です。

両指導者はこの原則を受け入れ、相互確証破壊(MAD)という学説に異議を唱えました。この哲学は、核兵器を大量に保有する二つの国家が存在し、もし一方が先制攻撃を行えば、相手国が報復し、結果的に両国が全滅するという前提です。

この学説は、先制攻撃を恐れずに行える防衛装備を持つ国が核戦争を生き延びる危険性も示唆しています。

見解や実現方法に違いはあれど、両指導者は核兵器削減と両国間の協力・共通安全を推進することが共通の目標であると合意しました。

サミットは核兵器削減の具体的な手順を明確に示すことはできませんでしたが、レーガンとゴルバチョフが築いた個人的なつながりにより、米国とソ連の関係に変化をもたらしました。(出典:Atomic Heritage

スターウォーズ防衛計画

レーガンのSFへの魅了は、彼の大統領在任中のいくつかの決定に表れています。これは1985年のジュネーブサミットでさらに顕著になりました。

レーガンとゴルバチョフはサミットの合間に散歩に出ました。その際、レーガンは率直に、もし宇宙からの攻撃があった場合、ソ連が米国を支援してくれるかとゴルバチョフに尋ねました。ゴルバチョフは肯定的に答え、レーガンも同様に返答しました。

このサミットで、レーガンは戦略防衛構想(SDI)についても言及しました。SDIは宇宙からの攻撃に対する防衛手段を開発するレーガンのプログラムで、別名「スターウォーズ防衛計画」として知られ、宇宙を拠点とした防衛システムを構想していました。(出典:Smithsonian Magazine

提案されたシステムの主要構成要素は、地上と宇宙に配置されたレーザー戦闘ステーションで、当時はまだ開発されていませんでした。スターウォーズ防衛計画は当初、ソ連からの核攻撃を抑止するものと考えられていましたが、レーガンはサミットで両国の標準的な安全対策として提示しました。

この計画は1980年代中頃に議会で一度承認されましたが、軍事的・政治的影響や技術的実現性の問題からすぐに放棄されました。一部の支持者は開発と試験を続けましたが、最終的には1991年のソ連崩壊に伴い中止されました。(出典:Britannica