コーンウォールの海岸では、かつてピルチャードとして売られていた魚が、1990年代によりすっきりした、地中海風の名前で市場に戻ってきた。サーディンである。[5] その魚が別の生き物になったわけではない。コーンウォール周辺の中層を群れで泳ぐ、小さく銀色のSardina pilchardusのままだった。[2][5]

「サーディン」は、厳密に1つの種を指す言葉ではない。いくつもの小型で脂の多い魚に使われる食品名・市場名であり、そのラベルで認められる種は、国や地域、サイズ、食品規格によって変わる。

この古い言葉には、もともと少し曖昧さがあった。「sardine」は15世紀初めに英語に入り、かつてその魚が豊富だった地中海の島、サルデーニャに由来する可能性がある。[1] しかし日常的な商取引の中で、「sardine」と「pilchard」が厳密な科学的名称になることはなかった。[1]

英国では、この名前を年齢と大きさの問題として扱う目安がある。英国のSea Fish Industry Authorityはサーディンを若いピルチャードとして分類しており、別の基準では、6インチ、つまり15センチ未満の魚をサーディン、それより大きい魚をピルチャードと呼ぶ。[1] その考え方では、魚は成長しても種が変わるわけではない。売り場での分類が変わるのだ。

缶詰には缶詰のルールがある

缶詰魚の規格は、魚屋のざっくりした呼び分けよりも広い。FAOとWHOの缶詰サーディンに関するCodex規格では、ニシン目に属する12種をサーディンとして分類できるとしており、その中には大西洋ニシンのClupea harengusや、ブリスリングサーディンのSprattus sprattusも含まれる。[1] FishBaseは日常的な混乱をさらに増やしており、少なくとも6種に「pilchard」、十数種以上に「sardine」を使い、さらに修飾語を組み合わせた名称も多数載せている。[1]

だから、同じラベルが複数の場所で正直な表示になり得る。サーディンはたいてい、小型で脂が多く栄養豊かな魚で、生、缶詰、燻製、酢漬け、干物、塩漬けなどで食べられる。[1] また、大型魚や海鳥、海生哺乳類の餌となる小魚でもあり、商業的には餌、魚粉、魚油にも使われる。[1] この言葉は、生物学にも、法律にも、そして食欲にもまたがっている。

コーンウォールは、この命名のややこしさを目に見える形にしている。Cornish Sardine Management Associationは、コーンウォール産サーディンをニシン科の外洋性魚Sardina pilchardusとしている。[2] 同団体の説明では、小さい魚はしばしばサーディンとして知られ、より成熟した魚は脂がのって長くなるという。[2] Cornwall Good Seafood Guideはもっと率直に、コーンウォール産サーディンは伝統的にはピルチャードとして知られていたが、1990年代にサーディンとしてブランド変更された、と説明している。[5]

そのリブランディングの背後には網がある

海では、現代のコーンウォール漁業は沿岸域でリングネットを使う。網で魚群を囲み、巾着のひものようなロープで底を閉じ、魚をすくい上げるかポンプで氷詰めの船倉へ送る。[5] 同ガイドはその魚を高品質とし、コーンウォール海域では15メートル未満の船14隻が操業しており、それぞれ一晩で最大36トンを漁獲できるとしている。[5]

ブランド名を変えたからといって、この魚が取るに足らない存在になったわけではない。Cornwall Good Seafood Guideが引用するMMOのデータによると、2024年には8,719トンのサーディンがコーンウォールの港に水揚げされ、その価値は293万ポンドに達した。[5] 地元の販売者は今も、グリル、バーベキュー、缶詰、あるいはフェンネル、サフラン、松の実、サルタナを使った料理など、とても実用的な形で提供している。[5][6]

つまり、缶に書かれた言葉は、その中身の魚よりもずっと単純なのだ。サーディンは、コーンウォールのピルチャードかもしれないし、ブリスリングかもしれない。缶詰食品の規格上は、ニシンでさえあり得る。[1][2] ラベルは単数形に見える。だがその下にいる魚は、海域、定規、規制、そして名付ける人によって変わる。

出典

  1. Sardines as food, Wikipedia
  2. Cornish Sardine Management Association, What are Cornish Sardines?
  3. Cornish Canning Co., Cornish Sardines
  4. Cornish Sardine Management Association, Cooking Fresh Sardines
  5. Cornwall Good Seafood Guide, Cornish Sardine